文学作品の舞台になりにくい?
名古屋は、日本三大都市とも言われるのに、なぜか文学作品の舞台になりにくいらしく、村上春樹氏に言わせると、「物語性を拒否した場所(東京するめクラブ 地球のはぐれ方のp119)」とのことです。
しかし、それを村上春樹氏自身の作品でくつがえしたのが、色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年でした。
こちらのページでは、純文学からライトノベルまで、名古屋を舞台にした小説をご紹介しています。
名古屋を舞台にした有名な小説
名古屋市の公式サイトの小説で読む名古屋 名古屋市図書館というページに、名古屋を舞台にした小説の一覧があります。ざっと見た限りでは、決定版に近いリストだと思います。
有名な記載作品
一般的に知名度が高い著者や、映像化・話題となった作品を中心に抽出しました。
文学史に残る名作や、ベストセラー作家による現代小説、名古屋を象徴する歴史・ミステリー作品など、幅広いジャンルから選んでいます。
文学・クラシック
- 『石榴』 / 『幽鬼の塔』 (江戸川乱歩)
- 日本推理小説の父による作品。名古屋が舞台や背景として登場します。
- 『風流魔』 (幸田露伴)
- 明治文学を代表する作家の一人による、名古屋の職人を描いた作品です。
- 『吉宗と宗春』 (海音寺潮五郎)
- 歴史小説の大家による、徳川吉宗と尾張藩主・徳川宗春の対立を描いた名作。
- 『そうれっしゃがやってきた』 (小出隆司)
- 戦後の東山動植物園の実話。
現代小説・ベストセラー
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『1ポンドの悲しみ』 (石田衣良)
- 『池袋ウエストゲートパーク』などで知られる人気作家による、名古屋駅のホテルを舞台にした短編。
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『アースガード ローカル惑星防衛記』 (小川一水)
- 現代SF界の旗手による、名古屋を舞台にしたユニークなSF作品。
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『震災列島』 (石黒耀)
- 東海地震をテーマにした、リアリティのあるパニック小説として話題になりました。
ミステリー・ドラマ
- 『名古屋嫁入り物語』(岩中祥史)
- 人気のテレビドラマ。東山動物園、車道の結納屋、名古屋駅の服部家具などが登場。
- 『ミステリなふたり』 (太田忠司)
- ドラマ化もされた人気シリーズ。名古屋市内の描写が非常に具体的です。
- 『15歳の志願兵』 (大橋、大森寿美男)
- 実話をもとに、戦時中の名古屋を描いた作品で、NHKでドラマ化もされました。
- 『有松恋染めノスタルジー』 (藍生有)
- 名古屋の伝統工芸「有松絞」をテーマにした、地域色の強い人気作。
歴史・時代小説
- 『御松茸騒動』 (朝井まかて)
- 多くの文学賞を受賞している著者による、尾張藩を舞台にした人情味あふれる時代小説。
未記載の作品
名古屋を舞台にした有名な青春小説「1980アイコ十六歳」や加賀乙彦氏の名作「帰らざる夏」や最近の作品が記載されていないのが気になりますので、ここで紹介しておきたいと思います。
1980アイコ十六歳
著者: 堀田あけみ
名古屋市が舞台の有名な青春小説です。
映画化・テレビドラマ化もされて、大きな人気を博しました。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上春樹
名古屋市が舞台の村上春樹作品です。
世界の村上春樹と名古屋という取り合わせがとても興味深いです。
帰らざる夏
著者:加賀乙彦
名古屋にあった陸軍幼年学校が舞台。
三島由紀夫の影響もあるとのことです。
著者自身が陸軍幼年学校の出身で、当時の資料としても読み応えがありました。
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
レーベル:KADOKAWA アスキー・メディアワークス
著者:坪田信貴
有村加純主演で、「ビリギャル」というタイトルで映画化され、話題になりました。